専門家に聞いてみた!水分補給とミネラルの大切さ 専門家に聞いてみた!水分補給とミネラルの大切さ

心と体を元気に!
適度な運動と水分補給&ミネラルを

運動や子どもの外遊びは様々な効果があるため、上手に取り入れていく必要があります。
「運動と水分補給&ミネラルをセットで」と語る東京曳舟病院の三浦邦久先生にそれぞれがもたらす効果と実践のコツを聞きました。

医療法人伯鳳会
東京曳舟病院 副院長 
医学博士
三浦邦久さん

北里大学医学部卒。労働衛生コンサルタント(保健衛生)。専門は麻酔、救急、集中治療、ペインクリニック、緩和ケア。救急医療の立場から、夏の暑さ対策や体調を崩した際の対応について、マスコミを通して広く発信している。

北里大学医学部卒。労働衛生コンサルタント(保健衛生)。専門は麻酔、救急、集中治療、ペインクリニック、緩和ケア。救急医療の立場から、夏の暑さ対策や体調を崩した際の対応について、マスコミを通して広く発信している。

運動は子どもの心と体の
成長に良い影響を与える

成長過程にある子どもにとって、運動はとても大切です。大人になってからよりも、子どものときの方が運動機能などの発達が促されやすいため、子どもの時期に体を動かすべきだと考えられています。運動をすると血流が良くなったり、気分がスッキリしたり、脳が活性化されたりします。運動を習慣づけることは、子どもの可能性を大きく広げることに繋がります。

体を動かすと言っても、無理のある運動をするのではなく、軽い運動を続けることが大切です。例えば、15分~30分のウォーキングや、今の時期なら室内で簡単にできる運動を、オンライン動画を見ながら行ったりするとよいでしょう。肩や背中、太ももといった体の中でも大きな筋肉を使うことがポイントです。ウォーキングは肩甲骨を動かすように腕を大きく振り、両手にペットボトルを持って行うなど、意識して筋肉を使うことで、より高い効果を得ることができます。汗をかきやすい体づくりにも繋がるので、ぜひ習慣づけてみてください。子どもは、体温調整機能が未発達であることなどから、汗をかきにくい体になっている可能性があります。元気に過ごすために、適度な運動を取り入れて汗のかける体にしていきましょう。自宅で、家族みんなで運動するのもよいですね。楽しく運動をしていると、口角が上がり笑顔がこぼれ、免疫力アップも期待できます。

このほか運動が心にもたらす効果もあります。運動をする中で、友だちやチームメイトに思いやりを持つことができようになり、視野が広がって協調性のある行動が取れるようになります。人の気持ちがくみ取れるようにもなるなど、社会に出て役に立つ力を自然に高めることもできます。

こまめな水分補給と
ミネラルを意識

運動をするときは水分補給を心がけてください。特に運動時は、30分に一度は休憩を取り、水分補給をしてください。「のどがかわく前に飲む」ことが大切です。私たちの体からは汗や尿のほか、呼気や皮膚からも知らぬ間に水分が失われています。運動時だけでなく、安静時にも1時間にコップ1杯を目安に補給しましょう。一度に大量に飲んでも吸収される前に尿として排出されてしまうので、少しずつこまめに飲む「点滴飲み」がおすすめです。

飲み物は、生活シーンや体調に合わせて選んでください。日常生活での水分補給のおすすめは、ミネラル入りむぎ茶です。ミネラルは汗と一緒に失われてしまいます。そのうえ、体内で作ることができないため、食品や飲料から補給する必要があります。

ミネラルは、体の健康維持に
必要な栄養素!

健康を維持するために必要なミネラルは、5大栄養素の一つで、汗と一緒に失われてしまいます。体内でつくることができないため、食品や飲料などから補給する必要があります。無糖でカフェインを含まない「健康ミネラルむぎ茶」は、日常生活やスポーツシーンにもおすすめ。